COLUMN 社長コラム

変動金利上昇の可能性

2022.10.01

日本を除く各国の住宅ローンの利率は知っていま

すか?

アメリカは6%を超えたことが最近ニュースにな

りました。

 

日本の住宅ローンの金利は圧倒的に低いです。

2012年からのアベノミクスによる大規模金融

緩和により更に低くなりました。

最近になって金利が上がるのではないかという

ニュースが出るようになりました。

実際どうなのかは下記のリンクをご覧ください。

↓↓↓ 下をクリック

マーケット|SBI証券 (sbisec.co.jp)

無担保コール翌日物が変動金利のベースとなって

いますが、殆ど上がっていません。

上髭が多く無理やり抑えられた形となっています。

変動金利は

・住宅ローン

・中小企業の長期借入金

・アパートローン

で利用されていることが多いものです。

余談ですが事業性のコロナ融資は審査基準も緩く

低金利・固定金利だったで大盤振る舞いでした。

世界ではインフレを抑えるために政策金利を上昇

させていますが、日本は大規模金融緩和を継続し

て低金利政策を維持しています。

これが原因で為替レートが円安になっています。

政策金利の差異により円安がさらに進むようであ

れば国民生活は益々困窮することになります。

円安がいつまでも収束せず(世界のインフレ率が

収束せず)日本が政策金利を上げざるを得ない状

況になった時に変動金利が上昇する可能性があり

ます。

日本は低金利政策を継続して世界のインフレが収

まるまで我慢するように見えます。

 

もし変動金利が2%上昇すると家計と企業の返済

が増えますので大量の破綻が発生するかもしれま

せんし、破綻を先延ばしにするために政府主導で

大規模なリスケを行うかもしれません。

政府は小規模企業の数を減らしたいので企業はリ

スケせずに住宅ローンだけリスケ又は事実上のノ

ンリコースに変更するかもしれません。それに

合わせて2024年の新札発行時にデノミをやるかも

しれません。(大幅な円安になると思います)

いつ変動金利が上がるかは予測がつきません。

しかし

「変動金利上昇の可能性が高まっている」

ということは明確に言えます。

確実な「保証や安心と安全」を求めるのであれば、

10年固定金利又は段階固定金利での住宅ローンを

お勧めします。

既に変動金利でローンを組んだ方は借換を検討す

ることもできます。

変動金利でなければ支払いができないような

額の住宅ローンを検討している場合は、ライフ

プランをしっかりと検討することを勧めます。

 

それと金利が上がると家賃も上がります。先ほど

アパートローンと書きました。殆どの大家さんは

アパートローンを変動金利で組んでいますので、

返済額が増えるのを補うためには家賃を上げるし

かありません。物価上昇でリフォーム費用も上が

っていますのでそれも家賃に影響します。

アメリカでは既に家賃上昇が起こっています。

賃貸がお得ということはありませんので注意しま

しょう。

生涯賃貸は高いコストを払うことになります。

 

私は住宅ローンは変動金利で組んでいます。

金利上昇リスクが低いと判断していたからです。

最近は無担保コール翌日物金利と日本国債の価格

は一応チェックしています。

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