COLUMN 社長コラム
ツーバイ材(SPF)仕入れの裏側②
2021.10.07
前回の続き
振出しに戻り、ツーバイフォー建築に利用できるグレードのSPFを探すことに
なりました(-_-)
ここで木材のグレードの説明をしておこうと思います。
日本のツーバイフォー住宅建築では、「甲種2級」以上のグレードが必要とされます。
SPFは世界中で流通している木材の為、国際基準が設けられています。
検査されたSPFは次のようなマークが木材に刻印されます。
多くのマークがありますが意味は同じです。グレードが高いほど強度が上がります。
海外の「NO.2」グレードが日本における「甲種2級品」に該当します。
上の画像にはNO.1グレードの記載が多いですが、日本に輸入されるグレードは
ほぼ「NO.2Jグレード」というものになります。大手ハウスメーカーも地場工務店も同じように
このグレードのSPFを使用しています。
「Jグレード」というのは、日本向けの見た目が綺麗なSPFの事を指し、通常のNO.2グレード
と強度は同じです。
刻印がないSPFは国際基準に基づいた強度の検査がされていないため、国の許可が出ておらず
日本での住宅建築には使用してはいけません(>_<)
この刻印が必要です。
探し出してから2週間後、サプライヤーから海外の港の倉庫に在庫が見つかったと
連絡がありました。 早速現地からの写真を要請しました。
コロナ渦のため、現地に行って調査することができないのも苦しいところです。
つづく