COLUMN 社長コラム
住宅ローンの適正金額が分からない方へ
2022.01.19
過去4回にわたり、シュミレーターを利用して賃貸、3000万円、3500万円、4000万円の借入額を検討しました。
目安にはなったとは思いますが、実際自分の家庭はどうなるのか分からない、やはり心配だという方も多いと思います。
このシュミレーターは内容はとても正確ですが、使いこなすには正しい知識も必要となります。
もし、ライフプランから相談をされたい場合はお気軽にご相談ください。
シュミレーターを利用した結果、明らかになったポイントを以下に記載しておきます。
・「総借入額」はライフプランの一部であり、初期費用を抑えることよりも「家計管理」により月額2万円でも貯金(又は資産
運用)できるかのほうが非常に重要。
・この年収であればいくらまで借りられますか?という質問は、家を建てようと思った「瞬間年収」だけで考えるのはナンセンスだということ。若い夫婦で子育てをしながら世帯年収800万円に到達している家庭は殆ど存在しないため、将来の年収を難しくても予測してローン借入額を決定することが重要。
・60歳以降も働くことができれば、生涯年収を大きくアップさせることが可能となる。そのためには齢をとっても動けるための日々の健康管理と高齢でも所属する会社から必要とされる人材になっていることが重要。
・子供1人を大学まで行かせるには1800万円程度の教育費がかかるため、目的意識を持たずに漫然と大学に行かせるのは老後の生活を脅かす可能性がある。
・自動車1台に300万円以上の予算を割くのは何かを犠牲にしなければいけない。
・親からの相続財産が見込める場合は、老後のライフプランが随分と楽になるので、支出額を増やしても問題ない場合もある。
・住宅を購入する時点の貯金とその後の貯蓄は、繰り上げ返済に利用することで数百万円単位の住宅ローンの利払い額を減らすことができる。貯金は住宅の頭金とせずに残すことで、家計の安全度を高め、繰り上げ返済はローン減税が終わる10年後を想定しておいた方が良い。