COLUMN 社長コラム
冬の湿度管理について
2024.01.26
「高断熱高気密住宅は
夏は涼しく冬は暖かく快適!」
このフレーズを至る所で聞くようになりました。
私が建築事業に本格的に参入した5年前には、
建売住宅でこのフレーズを謳っている会社は大分
には殆どありませんでした。
だいぶ業界が良くなってきたと感じます。
しかしながら、高断熱高気密だけでは冬の湿度を
コントロールすることはできません。
第1種換気を利用しても効果は低いです。
実際に実験しています。
この事実に殆どの設計者や住宅営業は気づいてい
ません。
冬の湿度管理及び空気質の維持はウイルス対策
の基本となります。
特に小さい子供がいる家庭では学校からウイルスを
持ち込むことが避けられません。
また湿度50%を維持すると肌の荒れも激減し、
喉の痛みも無くなります。
私は脛がいつも粉を噴いたように荒れていました
が、今は全く無くなり驚いています。
当社が建築する住宅では、最も低コストな方法で
温度22度 相対湿度50%を実現させています。
高度センサーを利用して可視化した空気質です。
料理をしたり犬が糞をした際に匂いの元である
VOCが上昇していますが、有害ではないです。
すぐに消臭されています。
夜11時から朝まではエアコンを切りますが、
すぐに快適な温度になります。
湿度です。機械の掃除で一時的に湿度が低下するこ
ともありますがすぐに50%前後の湿度に復帰。
室温が20℃以上あるため加湿に要する電気代も
非常に安く抑えられます。
有害物質であるPM2.5 PM10 NO2の数値はかな
り低く抑えられています。
花粉や排気ガスが家の中で舞っていないことが分か
ります。ウイルスも比例して除去していることを示
しています。
家の基本がしっかりとしていればこの空間を実現
することが可能です。
大手メーカーの言いなりになるのはやめましょう。
工夫すれば坪100万もかけなくても良い家を造る
ことはこのインフレ下においてもまだ可能です。
当社の「然」はそのために開発しました。