COLUMN 社長コラム
新築価格~坪単価100万円の時代
2022.09.18
大手HMやスーパー工務店で注文住宅を建てると
新築価格が坪100万円を超える時代になりまし
た。ウッドショックは終息に近づいていますが、
その他の建材については今年の秋に再度の値上げ
が予定されているようです。
こだわりの注文住宅を建てることができるのは
一部の家庭に限られた時代になっていくと思い
ます。
坪100万円の家を大分市で建て老後の生活に
影響が無い世帯年収・生活レベルはどの位かを
データを基に説明します。
今までも何度か掲載したことのあるライフプラン
シュミレーションに注釈を付けました。これを
見れば必要な世帯年収や貯金・生活スタイルが
一般家庭ではハードルが高いことが分かると思
います。
↓↓↓ここをクリック PDFが開きます。
・貯金は最初に1000万円以上必要又は親が
建築できる土地を持っている
・世帯年収は40代から1000万円近く必要
・退職金は1500万円以上必要
・安全をみて固定金利を選択
・年率3%の資産運用が必要
・子供の大学進学は大きな出費
実に多くのハードルがあります。
大分市での総工費は5500~6000万円が
相場となっています。
多くのHMでは「物価がほぼ上昇しない」という
仮定で資金計画を提案していると思います。
CPIが年率0.5%を超えると家計破綻します。
「物価が上昇しない仮定」は現在の世界情勢から
見てもあり得ないことです。
物価の上昇はウクライナ紛争が原因ではないこと
は知っていますか?
大手メーカーが謳う「安心・保証」は大きな
メリットでしょうか?
「点検」無償ですが補修は2年後から有料です。
無理して建てると最も不安定で不安な人生になる
ことに早く気付きましょう。
気分がいいのは最初だけです。
支払いが苦しくなり家庭不和になればあっという
間に不幸のどん底です。
大手HMのビジネスモデルは
低金利により住宅ローンが年収の10倍近く組め
ることを利用した搾取の構造です。
私はもう既に破綻していると考えています。
生活が苦しい家庭が相当に増えているはずです。
表立っては言えないだけで潜在的に増加している
と思います。
近い将来に大きな問題となるでしょう。