COLUMN 社長コラム

次世代に引き継げる世界を作るために【技術編】
2022.05.29
日本は大企業による政治的な圧力のためか
省エネ技術において世界から遅れをとっています。
建築・電力業界共に省エネ後進国と断言できます。
GDP世界第3位の国において憂いべき事態です。
世界ではテスラが起こしたイノベーションにより
車のEV化が急速に進み、日本の自動車メーカーは
大慌てでEV化に舵を切りました。
あと10年もすればEV車はかなり安くなり、
T型フォードのように革新的な大衆車になるで
しょう。
今回は海外の省エネ技術を紹介したいと思います。
なぜ海外なのか?日本にはEV車が殆ど無いのと
同様で、既得権益に毒された省エネ後進国の日本
にはこのような商品が無いからです。
これはハイブリッドインバーターというものです。
中国メーカーが開発したようです。凄いですね。
悔しいですが、この分野において日本は中国の
足元にも及びません。
ハイブリッドインバータは何ができるのか?
ハイブリッドインバータは太陽光で発電した電力を
効率的に家庭内で分配することができます。
この場合、蓄電池も必須となります。
①太陽光発電・グリッドの両方から家庭内の電気
機器に電力を効率的に供給する。
②太陽光発電から蓄電池に電力を充電する。
③日没から深夜電力開始までの電気代の高い時間に
昼間の間に蓄電池に溜めた電力を放電する。
④安い深夜電力を蓄電システムに充電する。
⑤災害時には蓄電池から電力を家庭内に供給する。
つまり住宅内で最適な電力配分を行い、かつ
経済合理性も充足するものとなります。
動画は以上の事を視覚で理解することができます。
是非ご覧ください。何度も見ていると段々意味が
分かってきて面白くなってきます。
このシステムをフル稼働した場合、
自家消費率は80%に迫ります。
年間の電気代が15万円かかっている家庭に導入
するとなんと12万円も削減できることになります。
同時に石炭火力発電を使用しないことになるので
CO2の排出を8割削減したことになります。
前回の環境編で書いたように、今後日本における
石炭火力発電を利用した電気代は上昇していくこ
とになります。
理由は簡単です。
①石炭火力発電はCO2排出量が多いため世界的に
利用が制限されていく流れである。
②利用料が減ることで電力会社の収益が減少する。
③よって販売単価を上げて収益を守ろうとする。
このシステムは今後世界でスタンダードな基準と
なっていくはずです。
当社においても全力でこのシステムの実用化を
行う予定です。
現代の技術を駆使して最大限の努力をします。
次の世代での更なるイノベーションを信じて。。