COLUMN 社長コラム
電気自動車(EV)の100V充電
2023.09.03
電気自動車の充電を通常の200Vで行うと
200×15A=3000Wの電力を何時間も
消費することになるため、消費量が太陽光発電の
瞬間発電量を超えてしまい、商用電源から買電が
断続的に発生するという問題があります。
太陽光発電の容量自体を10kw以上にすると良い
のですが、広い屋根が必要になります。
その問題を解消する方法として、100V充電器
を購入して現在試しています。
この充電器は家庭用の100Vの3口コンセントに
差して使用できます。
この充電器だと16A×100V=1600Wが
最大消費電力となりますので、1時間あたりの
充電量は半減しますがが、買電を行わずに太陽光
の発電量の範囲内で充電することができます。
上記写真は充電中のものです。
33分26秒で0.75kwh充電できています。
1時間に1.5kwhなので10時から16時の充電で、
9kw充電できます。
9kwだとリーフの場合、電費6.5kwとすると
58.5kmの走行が可能となります。
通勤や近所を走るレベルなら十分な量です。
またこの充電器の面白いところは、
「電流の調整ができる」という点です。
写真では16Aになっていますが、6A~16Aの間で
調整ができます。
その日の天気に併せて調整すれば買電量を減らす
ことができます。
曇りの日は10Aで充電すれば1000Wの消費量に
抑えることができます。次の日は晴れるのが
分かっているのに前日に買電するということも
防げます。
この充電器は5万回使用可能ということなので、
10年以上使えることを期待します。
ガソリン代が高騰し、車に乗るのもストレスを
感じるようになりましが、太陽光発電とEVを
上手く利用すれば交通費を大きく削減すること
ができます。