COLUMN 社長コラム

ツーバイフォー工法 湿気の問題について

2019.05.08

今回は ツーバイフォー工法がインターネット上で よく書かれている 批判についてです。

一番多いのが

「湿気に弱いので日本の風土に合わない」

というものです。

ツーバイフォー工法が日本で建築され始めたときは、確かに湿気によって躯体が腐ってしまった例もあるようです。30年以上前の住宅は、外壁と柱の間に空気が抜ける通気層がなかったため、耐力面材を施工するツーバイフォー工法は気密性の高さから室内の湿気が籠もりやすく、そのような指摘があったのだと思います。ですが現在のツーバイフォー住宅は問題ありません。

理由は次のとおりとなります。

・外壁と耐力面材の間に空気が抜ける通気層

 があること

・24時間換気システムが建築基準法で義務付

 けられていること

・湿気が住宅の構造部分を伝って小屋裏まで到達

 し、結露を発生させるのは何十年も前の住宅の

 ことで、現在ではそのような住宅は建築してい

 ないこと

湿気に弱い 外材を利用しているので、木が腐ると

いうのも誤りです。

施工が間違っている場合は樹種に関係なく湿気が

滞留すると腐ります。

耐力面材となる構造用合板を建物の外周に施工す

るため、湿気が籠り夏は暑くなるというのもツー

バイフォーに限ったものではありません。

在来軸組でもツーバイフォーでも湿気は施工による

ものです。合板を貼るか、貼らないかそれが湿気に

大きく関係してきます。その点についてのみ対策は

必要です。夏暑くなるのはエアコンを設置せずに自

然の風だけで生活をする場合です。

わざわざ新築を建てて猛暑の中で、エアコンも付け

ずに生活する方はいないと思います。

エシカルハウスでは湿気の問題についても対策を講

じております。

安心してツーバイフォー工法を選択していただけれ

ばと思います!

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