COLUMN 社長コラム

耐震性を考慮した大空間がコストアップになる理由

2021.12.01

「リビングの大空間を実現したい」という要望は多いです。

必ずコスト増となりますが、今日はその理由を書きます。

次の材料をご覧ください。

これは集成材というもので、米松を何本も束ねて作成されたものになります。

結構な太さですね。これが大空間を実現するために必須となります。

天井部分で空間が広く弱い箇所に集成材が利用されているのが分かります。

集成材の太さは「空間を広くとる」「吹き抜けを大きくする」ほど太くなります。

この集成材は元々高価なものですが、輸入木材を利用しているため、ウッドショックも重なり価格が

高騰しています。

次の写真は SPFの2×10材となります。

集成材はなく殆ど全てがSPF2×10材で構成されています。

どの位の最大価格差があるかというと、

集成材(336*140*5750)  1本 55000円

2×10材(235*38*4890) 1本  2400円

約23倍の価格差があります。

コストを最も抑えた高気密・高断熱で地震に強い家にするには、

①総二階

②空間を広くしすぎない

③吹き抜けを作らない

のプランにするのがお勧めです。

 

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