COLUMN 社長コラム

然のモデルには寝室に珪藻土を施工しています。

珪藻土は調湿効果があるのは間違いありません。

しかし珪藻土だけで湿度管理を行うのは不可能

です。

湿度管理は高断熱高気密住宅において非常に重要

ですが、建築業界において理解が進んでいません。

住んだ後に湿気が酷いという話をよく聞きますが、

これは建築会社と住み手が湿度管理を理解していな

いために起こります。

高性能住宅において、一挙に湿度の問題を解決する

には全館空調システム(調湿機能装置付き)を設置す

る以外に方法はありません。

しかし全館システムのメンテナンスが必須です。

珪藻土を内装に全面施工しても梅雨時期の調湿を

することは不可能です。珪藻土が許容できる量を

超えた湿度が慢性的に続くと珪藻土にカビが生え

てきます。

今回寝室には心地の良い睡眠確保のため杉の羽目

板と珪藻土を施工しましたが、湿度管理のためで

はありません。

全館空調が無ければ管理できないのかと言われれ

ばそんなことはありません。

きちんとした施工が行われている高性能住宅であ

れば全館空調のような高額なシステムを入れなく

ても管理は可能です。

 

動画はこの道数十年のベテラン職人さんです。

左官職人は激減しているので良い人を探すところ

からのスタートになります。結構大変です。